知られざる
EPAのパワー
中性脂肪にEPA検診結果が気になる方に!
11日600㎎のEPA摂取は中性脂肪値を約20%も下げる!
中性脂肪は活動するためのエネルギー源となる脂肪です。食事から摂取されるものがほとんどで食生活や運動習慣(エネルギーとして燃やす)によって変動します。暴飲暴食や運動不足によって余ったエネルギーは皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄積され、その過剰な蓄積は健康を脅かす存在に変わってしまいます。
中性脂肪を体内に蓄積しすぎると、肥満やメタボリックシンドロームにつながり、結果として高血圧、脂質異常症、高脂血症や動脈硬化を引き起こし、心臓、血管の病気や糖尿病など、重大な疾患を患う危険度が高くなっていきます。肥満やメタボというとコレステロール値に注意が向きがちですが、中性脂肪値にも注意が必要です。血液中に含まれる中性脂肪は健康診断の血液検査ではTG(トリグリセリド)と表示されている項目になります。
健康診断などで指摘されることも多い“脂質異常症”や“高脂血症”。EPAは、それらの原因の一つである「中性脂肪値」の低下にも効果を発揮します。
2メタボの原因となる内臓脂肪も減少!
EPAが血中の中性脂肪値を下げることは先ほど述べましたが、血中の中性脂肪値だけでなく、中性脂肪が蓄積された結果の皮下脂肪やメタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪も減少させる効果や傾向が認められています。
3EPA/AA 比が肥満予防の決め手!
日本人男性への調査で、血中に含まれるEPA(魚系の油)とAA(肉系の油)量を比べて、EPAの比率が高い人には内臓脂肪や肥満が少ないことがわかりました。
中性脂肪は、身体にとって必要なもので、食事から摂る必要がある栄養素ですが、多く摂りすぎると内臓脂肪の蓄積につながります。内臓脂肪がつく前に、中性脂肪値を下げるEPAを日常的に摂取し、肥満予防に努めましょう。
4EPAと脂肪のメカニズム
動物実験において、EPAは脂質の代謝に関連する遺伝子(SREBP-1c,PPARγなど)に作用し、脂肪を燃焼しやすい体質に変えることが報告されています。